治験翻訳講座HOME ≫ 受験生の声
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- 【受講のきっかけ】
- 育児しながら在宅で続けられて、製薬会社での勤務経験を活かせると医薬翻訳の仕事を始めたが、ほぼ独学でアピールできるものがなかったため、基礎から強化し需要の多い治験分野の仕事ができるようになりたい!と一念発起。
- 【通学】和訳基礎演習&和訳実践演習 ≪5カ月間、3週に1回大阪校に通学。受講生全員が提出した課題訳文をもとに、各自の解釈、疑問点を講師とディスカッション
【通学】特別講義 メディカルライティング入門 ≪大阪校の一日集中講義を受講 - 講座受講後に提携翻訳会社のトライアルを受験し、2社に合格。
- 【現在】
- CROのメディカルライターとして治験や承認申請に関連する文書の作成に従事。
治験翻訳講座は、基礎からの翻訳技術と治験に関する知識を効率的に身に付けたい私の希望と合致していました。授業で得られる情報や技術の量は多く、課題提出、授業参加、リライト提出と3回も訳文と向き合うスタイルに先生の真剣さを感じました。また、翻訳作業だけでなく、「背景知識、英語の解釈、日本語の使い方、何で悩んでいるのか?」自分の弱点を知り効率よくレベルアップするための学習方法についてもご指導いただきました。「作業は意図的に」「足さない、引かない(原文と訳文の情報量は同じ)」「負の遺産は引き継がない」という先生の言葉は実務で迷ったときの助けとなり、受講中だけでなく、講座修了後でも仕事の困りごとや悩みを聞いてくださった先生の存在は、孤独になりがちなフリーランス時代を精神的にも大きく支えてくださいました。講座修了後はフリーランス翻訳者を続けた数年後、講座を介したご縁からCROのメディカルライターに転身いたしました。ラッキーなことに(業務が在宅でもほぼ完了可能ということにあり)フル在宅勤務が可能で、かつコアタイムのないフレックスタイム採用の会社だったので、田舎で3人の子育てをしながらでもメディカルライターとしてのキャリアをスタートできました。臨床開発での経験がない私には勉強することの方が多いですが、メディカルライティングは海外の文書を元に日本での申請資料を作成する場面も多く、本講座で得た知識やノウハウも活かせるやりがいのある仕事です。メディカルライティングもできる翻訳者を夢見たからこその今!さらに経験を積み、信頼されるメディカルライターを目指したいと思っています。
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- 【受講のきっかけ】
- 翻訳会社でIT分野の翻訳や翻訳チェックに携わっていたが翻訳スキルに自信が持てず、対象分野を広げるため勉強した「薬」に関心を持つ。
- 【通学】和訳基礎演習&和訳実践演習 ≪仕事と並行して東京校(土曜日クラス)に通学。和訳を実践レベルまで修了
【通学】Regulatory Science基礎講義 ≪治験の基礎知識、ガイドライン等を習得
【通学】英訳基礎演習&英訳実践演習 ≪仕事と並行して東京校(土曜日クラス)に通学。英訳を実践レベルまで修了 - 受講と並行して転職活動開始。医薬業界での経験はなかったが講座で学んだことをアピールしてCROでの安全性情報の日英・英日翻訳の仕事に就く。
- 【通学】特別講義 メディカルライティング入門
製薬会社の開発部門でメディカルライティング関連の仕事に就くことが決まり、就業開始前にメディカルライティングを学びたいと思い受講。 - 【現在】
- 製薬会社で活躍中。主に新医薬品の承認申請に係る当局提出文書の翻訳、校正、QC業務に携わっている。
「治験翻訳」という分野は理系出身で業界経験がないと難しいのではないかという不安がありましたが、授業に参加してみると自分と同じ文系出身で業界未経験者も多く受講していました。翻訳を体系的に学ぶことのできた和訳基礎演習はとても新鮮で感銘を受けました。今まで学んだことのなかった翻訳の考え方や手順を知ることができ、これまで意識していなかった翻訳プロセスをより系統的に進めることができるようになりました。実践演習では基礎演習で学んだことを実際の治験ドキュメントに応用する実践的な翻訳力を身に着けることができました。講座の受講を並行して仕事を探し始めたところ、業界未経験者も応募可能な求人にめぐり会い、面接では医薬業界での経験はないものの治験を専門とする翻訳学校で学んできたことをアピールし、CRO(医薬品開発受託機関)での安全性情報(CIOMS)の翻訳の仕事に就くことができました。治験翻訳講座を受けていなかったらこれほどスムーズに医薬業界に入ることはできなかったと思います。治験翻訳の需要は日々高まっていますので、私のような文系出身で業界未経験の方でも基礎を身に着ければ、今後さらにチャンスが広がる分野だと感じています。
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- 【受講のきっかけ】
- 夫の留学に伴い数年間海外生活を送った後、知り合いから翻訳の仕事を受注していたが、分野が定まらず。家族の闘病生活を通して治験翻訳の存在を知る。
- 【通学】和訳基礎演習&和訳実践演習 ≪東京校(平日クラス)に通学。和訳を実践レベルまで修了
【通学】Regulatory Science基礎講義 ≪治験の背景知識、ガイドラインを習得
【通学】英訳基礎演習 ≪東京校(平日クラス)に通学 - 提携翻訳会社のトライアルに合格。
- 【通学】英訳実践演習 ≪東京校(平日クラス)に通学。英訳も実践レベルまで修了
- 【現在】
- 在宅で日英・英日のフリーランス翻訳者として校正や翻訳の仕事に従事。
医薬のバックグラウンドのない私にとって何を学べば良いか分からない中、様々な講座を比較検討して、治験翻訳講座なら仕事に直結する専門知識が得られると思い受講を決めました。演習講師と同様に私も文系出身なので、実績のある先生のお話に強い説得力を感じました。「私にも出来るかもしれない」という決意だけで飛び込んだ世界ですが、治験分野の基礎知識や実践的なノウハウについても丁寧に教えていただき、大変心強く思いました。翻訳技術の点でも、どんな質問にも分かりやすく丁寧に説明していただくことができて感動しました。他の受講生の様々な翻訳に触れながら、ディスカッションを通して楽しく学べたことは、通学講座ならではの良さだと思います。講座の修了生の方とのご縁にも恵まれ、現在は在宅で治験翻訳(和訳・英訳)の校正や翻訳の仕事を受注しています。まだまだ駆け出しの身ですが、たくさんの治験文書に触れながら勉強を続けていきたいと思います。
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- 【受講のきっかけ】
- 翻訳の勉強を始めたときに、周りに治験翻訳講座の受講経験者が多かったことで興味を持つ。
- 【通学】和訳実践演習、英訳実践演習 ≪大阪校に通学。レベル判定試験を受けて実践レベルからスタート。チェッカーの仕事と並行して受講
- 翻訳会社のトライアルに合格し、翻訳の仕事をスタート。ビジネス誌や医薬文書の翻訳を経験。
- 【通学】和訳上級&英訳上級演習 ≪和訳、英訳ともに上級レベル、まで修了
【通学】特別講義 メディカルライティング入門 ≪治験文書の翻訳に役立てるためメディカルライティングの手法を学ぶ - 【現在】
- 治験関連文書やジャーナル等、医薬専門の翻訳者として活躍中。日英翻訳を得意とする。
以前から一生続けられる仕事に就きたいと考えており、結婚など女性の生活スタイルが変わっても働きやすい仕事であることから翻訳の勉強を始めました。勉強を始めてみると翻訳の面白さに惹き込まれました。英語や治験に関する有馬先生の知識が豊富で、言葉のシャワーに圧倒されました。また、どんな質問にも明確に答えてくださり、知的好奇心を刺激されました。一学期を通じてプロトコルやCSRなど1つの文書の翻訳をするため、体系的に理解しやすいです。また教材を通じて、治験や疾患、薬剤についての知識を深めることができました。文法などのルールはある一方で、答えは一つではない言語学の視点からも英語を教えていただき、言葉は生き物であることを授業のたびに感じます。現在は、医薬専門のフリーランス翻訳者として日英翻訳を中心に仕事をしています。治験関連文書の翻訳をする際に授業で覚えた内容が参考になることが多く、翻訳に必要な英語力が身についたことを実感しています。フリーランスとして働き始めて4年目となりましたが、自分なりのスタイルのある訳文をつくっていきたいと思っています。
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英国ノッティンガム大学大学院職業心理学修士(MSc)。一般企業で勤務した後、看護師資格を取得。病棟勤務を経てCROで安全性評価業務に携わりながら、東京校にて和訳基礎演習、和訳実践演習を受講。修了後に医学系財団に転職。現在は医薬品の副作用に関する医薬論文の翻訳業務などに従事。 - 留学後に企業で英語関係の仕事をしてから看護師になりましたが、家庭との両立が難しかったことから、看護師資格を活かせる英語を使った専門職に就きたいと思い、医薬論文の翻訳者を選択肢の一つとして考えるようになりました。雇用環境の厳しい時代でもあり、また将来的に家庭の都合や健康上の理由などで、フルタイムで働けなくなる可能性もあるなかで、翻訳の仕事は年齢に関係なく在宅やパートタイムでも続けられるという点にも魅力を感じました。
登録していた派遣会社の「治験翻訳セミナー」に参加した時の講師が有馬先生で、その時に「治験翻訳は今後も安定した需要が見込める分野」といった話を聞き、今後の仕事にするなら将来性のある分野を専門にしたいと思い、治験翻訳に興味を持つようになりました。他社の医薬翻訳講座もいくつか検討しましたが、看護師資格を持っていたので、基礎的な医薬翻訳のコースから始めるより「治験」に特化したコースの方が専門性の高い内容を効率的に学べると思いました。通信講座もありますが、クラスで講師の先生や他の受講生とディスカッションしながら学ぶ方が緊張感もあって知識が身につきやすいのではないかと思い通学講座を選択しました。
授業では毎回課題が出され、次の授業までに自力で翻訳して提出することになっており、授業は各受講生の訳文がプリントアウトされた資料を基に行われます。自分の訳が間違っていた時には恥ずかしい思いもしましたが、恥をかいて覚えたことは絶対に忘れないので知識の定着という意味では良かったと思います。他の受講生と自分の訳文を比較することで、自分の訳の良い点、悪い点が明確になり、他の人の訳から良い表現方法を吸収することもできるので非常に勉強になりました。うまく訳せなかった部分や訳語の選択に迷った部分などについて、全員でディスカッションするという形式だったので、疑問点をその場ですぐに解決することができ効率的に学ぶことができました。授業で特に印象に残っているのは、「似たような訳語がある中で、最終的にどうしてその訳語を選択したのか」を講師の先生に質問されたことです。英語と日本語は必ずしも一対一対応をしているわけではないので、一つの語に対し複数の訳が認められる場合もありますが、その時は私の選んだ訳語より適切な訳語が他にあることが指摘され、治験翻訳のような実務翻訳では業界で標準とされている用語があり、言葉選びの難しさと日頃の情報収集の大切さを痛感しました。
翻訳は講座に通って課題をこなしただけで上達するものではないことはわかっていましたが、翻訳の勉強を始める際には自己流ではなく正しい方法で学ぶことが重要だと思い、「和訳基礎演習」から受講することにしました。講座を受講したことによって、これまで何となく理解していたつもりだった翻訳技術や治験に関する知識を、根拠のある確実な知識として身につけることができたように思います。現在、医薬品の副作用に関する医薬論文の翻訳業務に従事しており、臨床試験に関する論文を翻訳することが多いので、授業で紹介された医薬関連のガイドラインや薬物動態学に関する知識が非常に役立っています。現在、医薬品の副作用に関する情報をデータベースから検索、収集するという業務も担当しており、検索技術者検定という試験に合格するため自己学習中です。仕事が一段落したら、和文英訳の講座にもチャレンジしてみたいです。
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短期大学卒業後、貿易事務、海外営業事務、特許事務の職を経て、IT分野にて通訳・翻訳者としてのキャリアをスタート。製薬会社での勤務をきっかけに治験翻訳の技術習得を志す。大阪校にて和訳基礎演習を修了後、製薬会社のin-house translatorとして翻訳業務に従事。英訳基礎および英訳実践演習を修了、引き続き英訳上級演習を受講予定。 - 通訳・翻訳者として製薬会社に勤務した際、「精通した翻訳者が圧倒的に足りない。優秀な翻訳者はほんのひと握りもいない。」という現場の声を耳にしました。丁度その頃、通訳よりも翻訳の方が自分の適性に合っているのかも…と思い始めると同時に、本格的な翻訳のトレーニングを受ける必要性を痛感していました。通訳の学習経験はあっても翻訳のそれはなかった私は、一から翻訳学習をするなら専門分野に特化した翻訳技術を習得しようと考え、治験翻訳講座を受講し始めました。
授業では毎回、クラスメートの方々の提出課題と自分の翻訳文を突き合わせ客観的な視点から検討を重ねていきます。治験翻訳には一定のルールがあることなど、受講しなければ知り得なかったことが学習でき、何より受講生の皆さんと「技の盗み合い」ができるので大変刺激になります。また、製薬会社や翻訳会社で勤務されている方、フリーランスの翻者として活躍されている方とつながりができる等、通信講座では得られない貴重な情報交換の場でもあります。
現在は内資系製薬会社の臨床開発部門にてProtocolやCSR、照会事項等の治験文書の翻訳業務に従事しています。将来はフリーランスでも活躍できるよう今後も更に研鑽を重ね、明瞭かつ精緻な訳出ができる翻訳者になることが目標です。
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東京外国語大学フランス語科卒。卒業後はテクニカルライターとしてオフィス機器のマニュアル制作やUI企画業務に従事。翻訳の依頼や訳文をチェックする業務を通じて翻訳に興味を持つ。通信講座で1年間翻訳の基礎を学んだ後、在宅での医薬翻訳を目指し、専門性の高い翻訳技術と知識を得たいと考え治験翻訳講座を受講。東京校でレギュラトリー・サイエンス基礎講義を受講後、大阪校で和訳の基礎、実践、および上級、英訳の基礎を受講後、提携翻訳会社のトライアルに合格し、現在は在宅で医薬分野の和訳に携わっている。 - 私はもともと語学が好きで、英語を使用する機会はあまりなかったものの、前職在職中も細々と英語の勉強を続けていました。翻訳の基礎を勉強しているうちに、興味のある医薬分野の在宅翻訳者になることを決意しましたが、留学経験も医薬のバックグランドもないため、専門性の高い勉強を集中的に行う必要があると感じました。そこで、様々な通信、通学講座を比較検討したところ、治験翻訳講座では専門性が高く、仕事に直結する知識が得られると思い、受講を決めました。レギュラトリー・サイエンス基礎講義、和訳の基礎〜上級、英訳の基礎を受講し、和訳の上級演習を受講中にトライアルに合格して現在は様々な医薬関連の文書の和訳のお仕事を頂いています。
治験関連の文書のお仕事では、講座で学んだことが直接役立つことが多く、独特の言い回しにも対応できていると感じます。有馬先生は、治験のことはもちろんですが、日本語や英語についての語学的な質問についても丁寧に答えてくださるため、私にとってはそれが楽しく勉強のモチベーションのひとつになっていました。まだまだ勉強することは多いですが、治験翻訳講座のおかげで土台はできているし、勉強の方向性も間違っていないという自信をもって前進することができます。
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大学で英米語学と経済学を専攻。サービス業界で働く中で海外赴任の機会を得てカナダに約1年半滞在。nursing homeでボランティアをした経験から医療に興味を持つようになり、好きな英語を活かすなら医療分野にしようと治験翻訳講座を受講。大阪校にて和訳の基礎・実践・上級演習、英訳の基礎・実践、さらにレギュラトリーサイエンス基礎講義、薬理学入門、医学統計入門を受講。実践演習コース修了とほぼ同時に、製薬会社にて安全性評価の部署での翻訳の仕事を得る。今は和訳が中心だが、今後は英訳にも携わっていきたいと考えている。 - 医療翻訳に焦点を合わせて転職をしようと考えていましたが、医薬業界未経験のため翻訳技術と専門知識を同時に習得できるところで学びたいと思い、治験翻訳講座の受講を決めました。演習コース受講中は、ディスカッション形式で進む授業の中で、先生やほかの生徒さんの訳例や意見が聞けたことで、自分自身の訳文を客観的に直す技術が習得できたと感じます。正しく過不足なく伝わる翻訳を心がけるということの大切さは、実際に仕事で翻訳をするようになってますます実感しています。また、翻訳資料そのものの読み方や情報の入手法まで教えていただけるのは、実践力を向上させるための大きな魅力だと思います。これらのスキルは、仕事で求められる「早く正しく読みやすく」訳すことに非常に役立っています。転職活動では、講座で実際に訳したドキュメント内容や未知の分野の翻訳をする上で必要となるリサーチの方法を具体的に伝えることができたことが、未経験ながらも採用していただくに繋がったのではないかと感じています。実際に治験翻訳の仕事に就いて、治験全体の流れや背景を理解しておくことの大切さを痛感し、レギュラトリーサイエンス基礎講義も受講しました。点在していた知識が繋がって理解でき、今後の翻訳にも仕事にも役立てられると感じました。これから受講する薬理学や医学統計の講義も楽しみにしています。
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短大の英語科卒業後に就職した保険会社では英語を使用する機会もなかったが、退職後に英語の勉強を再開し、派遣社員として製薬会社に勤務したのをきっかけに医薬翻訳者を志すようになる。以前の仕事の関係で在宅翻訳の仕事を開始したのと同時に治験翻訳講座の基礎・実践演習の和訳・英訳コースを受講。提携の翻訳会社のトライアルを受け、登録後も上級コースを受講し学習を継続。現在は、主に治験翻訳を受注している。 - 翻訳会社のトライアルに向けて治験翻訳のスキルを身につけたいと考え、治験翻訳講座の受講を決めました。医薬関係の翻訳学校・通信講座での学習経験や製薬会社での翻訳業務の経験はありましたが、治験関連の各種文書の翻訳に対応するには治験に関する知識が不十分と感じていたからです。治験翻訳は自分にとって自然と興味が持てる分野でしたし、需要が多いと見聞きしていたので学ぶ価値があると考えました。
実際の授業は、非常に実践的な内容でした。治験翻訳の基本とも言える文書が教材でしたので大体どのような文書なのか理解することができ、実務に役立つ資料やサイトなども教えていただきました。課題文の訳出については様々な質問が飛び交いますが、他の生徒さんを含め、先生との質問・説明のやりとりから訳出する際のヒントを多く得られたように思います。また、講座には現役の医薬翻訳者、他分野の翻訳者、翻訳会社や製薬会社に勤務の方など様々な方が来られていたので情報交換もできましたし、大変良い刺激を受けました。
基礎・実践演習の英訳・和訳コースを受講後に翻訳会社のトライアルを受け登録に至りました。その後は順調に仕事をいただけましたが、日々翻訳業務をしていても「納品しっ放し」のような状態で、登録した翻訳会社からフィードバックをもらえることはまれな状況でした。自分の翻訳レベルの改善につなげられればと思い、上級演習の英訳・和訳コースも受講しました。改めて力不足を感じることになりましたが、自分の訳文を客観的に見る良い機会になったと思います。
現在では、受注する文書の大部分が治験関連文書であり、治験翻訳の需要は確かに多いと実感しています。治験翻訳は医薬品承認時期にも影響を及ぼす可能性がある、大切なやりがいのある仕事だと思います。よりスムーズな承認に貢献できる翻訳者を目指して、今後も様々な側面から翻訳スキル向上のための努力を重ねていきたいと思います。
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東京大学工学系研究科修士課程卒。専業主婦の期間を経て、大学や製薬会社で分子生物学実験業務に従事。その後、製薬会社で文献調査を担当したことがきっかけで医学翻訳に興味を持ち始める。翻訳会社のトライアルに合格後、医学論文等の案件を依頼されるようになるが、臨床開発職の実務経験が無いため治験翻訳を依頼される機会に恵まれず、アルパ・リエゾン治験翻訳講座の受講を決意。和訳・英訳の基礎および実践演習コースを修了。 - 和訳・英訳基礎演習コースの受講を開始したのとほぼ同じ時期に、初めて治験関連文書やCIOMSの校正を依頼されるようになりました。治験関連のドキュメントを校正する際に、授業で教わった内容を判断基準として対応することが極めて多く、基礎演習コースでも即実践に結びつく内容が盛り込まれていることを実感致しました。授業内容が仕事と密接に関連していることから、授業を受けながら仕事の内容を理解したり、また、仕事をしながら授業の内容を再確認したりすることもあり、相乗効果で治験関連の知識が積み重なっていきました。
これまでの仕事は和訳が中心で、英訳は不得意で避けてきました。英訳基礎演習コースを受講する前は、英訳というだけで尻込みして手も足も出ない状態でした。しかし今では、まず日本語の原文に書かれている主語、述語、修飾語などを明確に把握し、その上で英文を構成していくという作業ができるようになり、英訳のチェックと校正もある程度の自信を持って出来るようになりました。私にとっては劇的な進歩です。このような経緯を経て、アルパ・リエゾンの後援企業である翻訳会社やその他の翻訳会社のトライアルに合格し、治験翻訳者としてスタートを切ることができました。翻訳会社主催の勉強会でアルパ・リエゾンの卒業生とご一緒する機会もあり、大変励みになっています。
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大学でアメリカ文学を専攻した後、電機・電子部品業界で英文事務や貿易事務を経験。その後、家族の病気をきっかけとして医療や医薬品開発の分野に関心を抱くようになり、治験翻訳者を志す。医薬品開発業務受託機関(CRO)で翻訳やデータチェックに従事する傍ら、治験翻訳講座の和訳実践演習を受講。現在は製薬会社で、翻訳業務を中心としてメディカルライティングに携わっている。 - 治験翻訳講座の受講を決めたのは、CROで治験関連文書の翻訳を始めてしばらく経った頃でした。治験の奥深さを知り仕事に対するやりがいが大きくなる一方で、理系バックグラウンドがなく経験も浅いことに不安を抱いていた私は、受講経験者の方からのクチコミ情報や説明会での先生方のお話から、この講座で自らレベルアップのために掲げた目標を達成できるだろうと判断したのです。その目標とは、知識とスキルの習得、仕事で抱いていた疑問の解決、そして現在の実力の把握というものでした。講座が終了した今、すべての目標に対して大きな成果を上げることができたと考えています。
治験のバックグラウンドを持たない人や経験の浅い人にとって、専門性の高い情報へのアクセスや膨大な情報の取捨選択は難しいものです。この講座では、専門知識の乏しい人が必要な情報に効率的にアクセスするためのノウハウを示していると感じました。それと同時に、実際の治験文書を課題文としているため、既に実務に携わっている人が日々の仕事に生かせる講座であると実感もしました。
演習の授業では、言葉のもつ役割を踏まえて情報をどのように訳文に反映させるべきかを、先生が具体的に解説してくださいました。以前から翻訳時の情報の過不足や適切な言葉の選択について疑問や不安を抱いていましたが、授業で学んだ考え方をすぐに仕事で実践したことで、以前よりも効率的に翻訳作業を進められるようになりました。受講生には製薬業界での経験が豊富な方も多く、最初は授業についていけるのだろうかという不安にも似た緊張感がありました。しかしその緊張感がかえって励みとなり、授業での楽しみにもなりました。また授業でのディスカッションや授業以外での交流を通じて多くの知識を習得することができました。こうして様々な受講生の方々に出会えることは、治験翻訳講座ならではの魅力だと思います。
講座終了時の有馬先生との面談では、経験豊富なプロから見た現在の自分のレベルを知ることができました。また今後の学習計画やキャリア形成についてアドバイスをいただいたことで、次に踏むべきステップを具体的に把握することができました。現在は職場を移して、先生からご紹介いただいたメディカルライティングの業務に携わっています。まだまだ学ぶべきことが多く先は長いのですが、次の目標を達成すべく、治験翻訳講座での経験を励みに日々奮闘しています。
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上智大学外国語学部イスパニア語学科卒。卒業後は製造業で企画業務の傍ら、社内のスペイン語の通訳・翻訳も手がける。その後夫の転勤でジンバブエ、ブラジルにそれぞれ4年間滞在。帰国後、2年間の医薬翻訳通信講座を受講。その後、「治験翻訳講座」で和訳コース1年間、英訳コースを半年間受講。現在は翻訳会社で医薬関係文書のチェック業務に携わっている。 - 治験翻訳講座の和訳・英訳コースを終了後、幸運にもお仕事を紹介していただき、医薬分野のチェック業務に就いています。翻訳者としてスタートラインに立つことができ、大変有り難く思っています。振り返れば、初めて医薬翻訳を目指そうと思い立ったのは4年前のことでした。十数年間ずっと専業主婦で仕事の経験もなかったのですが、もともと語学に興味があったので自然と翻訳の仕事をしてみたいと思うようになりました。調べてみると実務翻訳の需要が高く、その中でも医薬分野は特に需要が高いということがわかりました。医薬分野での仕事の経験はないものの興味のある分野だったので、すぐに医薬翻訳の通信講座を始めることにしました。2年で通信講座を修了しましたが、仕事として成り立つには程遠いと感じ、仕事に直接結びつく知識を学ぼうと探し当てたのがこの治験翻訳講座でした。
授業が始まってみると、治験のことはほとんど知らない私にも理解できるように懇切丁寧に説明くださる講義と、実際にドキュメントを翻訳しながら適切なアドバイスをくださる有馬先生の演習に毎回ついていくのがやっとで、不安を感じる暇などありませんでした。授業では自分の訳文の未熟さに落ち込んでばかりでしたが、落ち込みながらも続けているうちに少しずつ自信をもって訳せるようになってきました。同じ講座の仲間は、製薬会社の方、翻訳会社の方、翻訳を仕事にされている方などさまざまなバックグラウンドを持っていて、ちょっと気後れもあったのですが、授業中や休み時間にいろいろな情報を教えていただいたり、業界のお話を聞けたり大変刺激になりました。
今、仕事の現場では多岐にわたるさまざまドキュメントを扱っていますが、治験翻訳講座で学んだことはその全ての基礎となり、実際に役立っています。授業の時にノートにメモしておいたことや教えていただいた参考資料などを仕事の度に何度も見直しています。まだスタート地点にたったばかりですが、医薬分野での経験の全く無い私のスタートを後押ししてくれた治験翻訳講座に心から感謝しています。今後は講座で学んだことを生かし、よりプロフェッショナルな仕事ができるよう、さらに頑張っていきたいと思います。
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短大英語学科卒業後、航空会社で地上勤務。主婦、母親として過ごす間、翻訳者をめざして勉強を続ける。オンライン翻訳大学院を修了。得意分野をつくろうと医学翻訳の通信、通学講座を受講。さらに専門性を求めて治験翻訳講座の和訳、英訳コースを受講。現在は在宅で、医薬翻訳に携わっている。 - 治験翻訳講座の和訳・英訳演習、レギュラトリー・サイエンス基礎講義、薬理学入門を受講しました。どれも非常に濃い内容で、背景知識のない私にはついていくのが大変でした。まだ十分身についたとはいえませんが、先生のアドバイスもあって、受講中に翻訳会社のトライアルを受けました。幸い合格することができ、現在は在宅翻訳者として仕事をしています。講座の資料は今も利用しています。きちんとした裏付けがあると思うと心強く、一語、一文を書くにも自信が持てます。医療者と患者を結びつけるメディカル・コミュニケーションの意味が実感でき、たいへんやり甲斐を感じています。
授業の内容も非常に有益ですが、大きな考え方も役にたっています。講座の初日に先生がおっしゃった「翻訳を人生に取り込んでより良い生活になるように、ハッピーな翻訳者になれるように」という言葉が印象に残り、指針にしています。また、文の大きな幹をまず作って後から枝葉をつけていけば自然な木(自然な訳文)になるという考え方も、日々の翻訳の基本になっています。まだまだ勉強することばかりですが、これからも息長く続けていきたいと思っています。
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大阪大学医学部保健学科卒業後、大学病院等で看護師として従事。その後、ワーキングホリデービザでオーストラリアに滞在し、看護師の資格を活かして老人ホームやホテルなどで勤務。帰国後は製薬会社に勤務しながら翻訳の勉強を始める。結婚を機に退職した後、アルパ・リエゾンにて和訳基礎演習と和訳実践演習を通信講座で受講。通信講座修了後、翻訳会社のトライアルを受験し、4社すべてに合格。現在はフリーランスの医薬翻訳者として活躍している。 - 医薬翻訳の学習を進めていたとき、そのなかでもさらに専門性を持ちたいと考えるようになりました。製薬会社の勤務経験から治験の面白さを知り、翻訳者としても治験に関わっていきたいと考えました。アルパ・リエゾンさんの治験翻訳という講座があることを知り、通学できる距離に住んでいなかったため、通信講座が開講されると聞くとすぐに申込みをして学習を開始しました。
治験を少しは知っているとはいえ、翻訳者として学習するのは初めてで、語句の選択や調査方法、漢字のミスがないように気を付けることなど、多くのことを学びました。通信講座は先生に直接質問ができませんが、どのような細かい質問にも文章で丁寧に答えて下さり、また、講座終了後にはお電話でのチュートリアルもしていただけて、心強く感じました。
今は希望通り、治験に関わる翻訳のお仕事をいただけるようになりました。まだまだ勉強を続けて努力していかなければいけませんが、治験翻訳の通信講座が大切な基礎となったと実感しています。医薬翻訳について広く学びながらも自分の専門性を磨きつつ、スキルアップしていきたいと考えていま。
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慶応大学経済学部卒 。ニューヨーク、ロンドンに計8年在住。化粧品会社にて営業業務を経て、国際報道通訳、翻訳業務に従事。和訳基礎・実践・上級、英訳基礎・実践、レギュラトリーサイエンス講義、医学統計入門を受講。現在はフリーランス翻訳者として多忙な日々を送る。 - これまでインターネットで調べてみたり、初歩的な参考書を読んだりしても、統計解析はよくわからないという印象をぬぐいきれなかったので、医薬文書の翻訳を前提とした統計の学習に特化している本講座への受講を決めました。
講義内容は統計の基本的な概念から始まるので、順を追って理解していくことができました。また翻訳の仕事上の観点から、治験文書などに使用される統計の文章には独特の作法があり、それに即して翻訳文を作成していく必要があることを学びました。講義テキストは今でも参照資料として重宝していますが、統計記述に臆することなく意味を理解しながら対処できるようになったのが何よりも大きな収穫で。
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聖心女子大学文学部英語英文学科卒。首都大学東京健康福祉学部看護学科に学士入学、卒業。看護師・保健師の資格を取得。和訳及び英訳の基礎・実践・上級、薬理学入門と医学統計入門を受講。 - 演習コースを担当する有馬先生の指導法は、少ない受講回数で効率的に多くのことを学べました。また、和訳及び英訳を同時に受講することにより、治験文書に慣れることができました。薬理学と医学統計は、看護学部でも学びましたが、アルパ・リエゾンの「薬理学入門」講義では、治験で使われる知識を重点的に学ぶことができました。
現在、大学の恩師(助産師)の依頼で英訳のお仕事などをさせていただいていますが、治験翻訳講座で学んだことがかなり役立っていると思います。今後は、治験文書全体に関わる業務(翻訳者だけでなくメディカルライターの業務も)にも精力的に携わってゆきたいと考えています。